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野中文雄 のVue.js入門講座

講座レベル2

Vue.jsは、ユーザーインタフェースをつくるためのプログレッシブフレームワークです。画面の表示(View)に絞った操作を扱います。jQueryでは手間がかかるようなインターフェイスも、簡単にわかりやすく組み立てられます。ECMAScript 6は、正規の名称をECMAScript 2015と呼び、JavaScriptがもとづく標準仕様の最新バージョンです。2009年に標準化されたECMAScript 5が2011年に 5.1に改訂されてから、はじめての重要なアップデートになります。

野中文雄

このコースはJavaScriptの文法の基礎を学んだ方が対象です。Vue.jsライブラリの設定と簡単なデータバインディングのやり方から始め、データや要素の動的な書き替え、ユーザーによるデータの操作などひとつずつ段階を踏んでコードを書き進めながら、Todoリストのアプリケーションをつくります。構文はECMAScript 6にもとづき、新しいキーワードや記述法、それらの利点などを具体的なJavaScriptコードで解説します。

Vue.jsは手軽に始められ、小回りが効くとともに、シングルページwebアプリケーション(SPA)をつくるときにも使える今注目の技術です。また、ECMAScript 6はモダンブラウザで実装が進み、これからの開発にはぜひ知っておきたい知識といえます。

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修了目標

本講座の受講修了時に、以下のスキル習得を目指します。

  • データバインディングができる
  • データやDOM要素を動的に扱える
  • 基本的なディレクティブが使える
  • メソッドや算出プロパティを定められる
  • ECMAScript 6の基本的な構文の使い方がわかる

カリキュラム概要

  1. Vue.jsを始める
    • Vue.jsのインストールと設定
    • 見出しと入力フィールドを加える
    • データを要素に表示する
    • データと要素の値をバインディングする
    • JavaScriptコードを<head>要素に書く
    vuejsのサイトトップ
  2. 要素のclass属性を動的に変える
    • vm.$mount()メソッドでVueインスタンスを要素に関連づける
    • 入力フィールドにバインディングを定める
    • バインディングでクラス属性を動的に変える
  3. データから動的にリストをつくる
    • 項目のデータを複数にする
    • テキスト入力フィールドのバインディングを改める
  4. フィールドに入力したテキストを動的に項目として加える
    • 入力フィールドに追加ボタンを加える
    • 入力フィールドの項目をデータに加える
    • Vueの省略記法とECMAScript 2015のスプレッドの構文を使う
  5. 項目を数えて表示する
    • 項目の数を示す
    • 条件に合ったデータを数えて返す
    • 算出プロパティを使う
    • Array.prototype.reduce()メソッドで配列を集計する
  6. 項目を調べてデータから削除する
    • ボタンを加える
    • 条件にしたがってデータを除く
    • 項目に削除ボタンを加える
    • ボタンクリックした項目をデータから除く
  7. 表示する項目をフィルタで切り替える
    • フィルタ切り替えボタンを加える
    • 選択したボタンのスタイルをクラスバインディングで変える
    • フィルタでリスト項目を切り替える
    • ハッシュの扱いを点検する
  8. フィルタをボタンで切り替える
    • フィルタの切り替えの設定を確かめる
    • 選択したボタンのスタイルをクラスバインディングで変える
野中文雄

*カリキュラムの進度および内容は、受講者全員の理解度・習得度によって変更される場合があります。


使用アプリケーション
Dreamweaver CC + JavaScript + Vue.js
講師
野中文雄
定員
6名
対象
HTMLとCSSの基礎知識があり、変数や関数を用いた基本的なJavaScriptコードが書ける方