まずは自社分析から!SEO対策を学べるWeb集客講座

ある町に二軒の小さな本屋がありました。数年後再び訪れると、小さな本屋は一軒だけになっていました。なぜその一軒は残ることができたのでしょうか?
志鎌真奈美先生のWeb集客講座」はこのような質問からはじまりました。本屋の店主が地主だった、専門書が多かった、など様々な考えが浮かぶと思います。 答えは「本を美容院や病院などに配達をしていたから」です。美容院や病院には、雑誌や本が置いてあるのをよく目にします。流行りの雑誌やその施設を利用する様々な客層に合った本を配達することでその本屋さんは残ることができたと志鎌先生は考察されていました。

Googleアナリティクス

SEO対策とは簡単に言うと、サイトをたくさんの人に訪れてもらうための対策です。これらはwebサイトだけでなくどの世界にも当てはまるとても大切な考え方です。残った本屋さんはどんな対策をしていたのか、という導入質問でした。

見せにいく?見にきてもらう?

見込み客(ターゲット)から常連客(リピーター)になってもらうためにはどんな方法があるでしょうか。動画やブログ、SNS、メルマガなどが挙げられます。これらはターゲットに情報を見せにいく「push」と、見にきてもらう「pull」の2つに分けられ、ターゲットに向けて特に効果があるのは「push」のメルマガだそうです。例としてGUやユニクロは、土日の来客を狙い金曜の夕方頃にメルマガを発信しています。飲食店や不動産会社などはLINEで案内している場合が多いです。実際に自身が利用しているメルマガの送られて来るタイミングを意識すると、お店のターゲットとする年齢層などがわかり他社分析に繋がります。

ターゲット設定を軽く見ない!

例えば、数人が集まってパソコンスクールを受けるために検索を用いて下調べをしたとします。全員が同じパソコンスクールを選ぶことはあまり無いでしょう。それぞれサイトの何を見てスクールを選ぶのでしょうか?サイトの配色がおしゃれ・自分好みだった、現役の講師が担当している、など選ぶ理由は様々だと思います。たった数人だけでも数通りの答えがあるのに、それが何百、何千、それ以上の人数になったらどうなるでしょう?つまり自社の商品を狙ったターゲットに見てもらうためにも、ターゲット設定は疎かにしてはいけません。

志鎌真奈美

アクセス解析でSEO対策

SEO対策での必須ツールであるGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールは、サイトを見に訪れた人がはじめて訪れた人なのか、リピーターであるのかを確認できます。それ以外にもどこの国の人か、どんなブラウザーから見ているのか、直帰率(訪問者が最初の1ページしか見ずにサイトから離れてしまう割合)や検索ワードなどもわかります。直帰率が悪いからといってそのページだけを変えるのではなく、目標のページに来てもらうためにどうしたらいいか、サイト全体を見て考えましょう。 webサイトは「一度作ればおしまい」ではありません。こつこつ育てていくものと考えるのが正しい認識です。

ここまでwebサイトでの重要なことをあげてきました。こう見るとどうしてもweb依存になってしまいがちですが、紙媒体やテレビCMなどの広告の方が効果的な時もあるため、webに頼りすぎるのも禁物です。 日頃からメルマガなどの広告を見るときの意識を変えて、SEO対策を考えようと思いました。

2017年5月

関連する他の講座